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uretano雑記帳 その5

独身親族が亡くなった時の諸手続きの話し(後編)

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2018年2月に独身の叔父が亡くなった時の話しの3回目です。

前回までのお話はこちらです。

www.uretano-shibainu.com

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6,役所での手続き


 3連休中に叔父が亡くなった為、上京から4日目にして漸く役所の手続きができるようになりました。

この3日間、昼も夜も手続きや、段取りに忙殺されていました。昼はいろいろな手配や人と会っての打ち合わせ。夜はホテルで諸手続きについて調べ、何をすべきか、何か見落としはないか、常に考えている状態で、精神的にもかなり疲労し、眠れない夜を過ごしていました。

なにせ、この様な段取り、手続きをするのは初めての経験で、しかも単身上京してのことなので、そのプレッシャーは結構なものでした。土地勘があるようで無い場所での手続きは結構精神的にも疲れます。

納骨の件も、本当にこれで良いのだろうか、自分が決めて良いのだろうかと迷い、仕事中の夫には相談できないので、父に相談の電話をして最終的に決めた、という状況でした。

 

そして漸く迎えた最終日。その前夜は必要書類の確認、すべき手続きを書き出し、区役所が混雑する前を狙って役所が始まる8時半には玄関にたどり着くように出発時間を決定。そして、扉が開くと同時に区役所の中に入りました。

 

<区役所>

まずは総合案内へ。そこで叔父が亡くなったので手続きに来た旨を伝えると、まわるべき窓口を教えてくれます。まず最初に国民保険の窓口に向かいました。

狙った通り、ほぼ待たずに呼ばれます。朝一というのは本当に重要です。暫く経つと、待合に人が沢山座っていました。

国民健康保険証、介護保険証などを出して、渡される書類に記入して行きます。死亡届は、火葬前に互助会から互助会会館の会った区役所に提出済みです。

窓口の方は親切に、次にどこに行くべきかを窓口番号も書いて渡してくれました。

窓口で説明すると、必ず「姪御さんが手続きしてくださってるんですね。ご苦労様です」と驚かれました。

 

さて、保険関連手続きを終えたので、今度は年金課です。年金窓口があるぐらいなので、こちらで手続きできるのだろうと思ったのですが、窓口の方は

「ここでは年金止めまれませんよ。年金事務所に行ってください」

と一言。

「あ、年金事務所は予約制で混んでるから1ヶ月待ちですよ」

と続きました。

何ですって?!1ヶ月待ち?予約制?年金受給を止めてもらう為の手続きが1ヶ月待ち?

「あの、私関西から来てまして、1ヶ月待ちと言われても。。。」

この方がまた、正直先ほどまでの親切な窓口の方達とは真逆の方でして。。。昭和のお役所のイメージと言いますか。うーん。。。

とにかく、年金手続きが出来ないのに年金窓口が何故ここにあるのか、全く良く分かっていない私にはこの時点で謎に。

「これ、事務所の案内です」

そう言って渡された、事務所の地図と電話番号。

「まあ、予約がないから行っても無理だと思いますけどね」

最後にトドメも刺してくれました。

 

ここでくじけるわけにはいきません。年金事務所は電車に乗って移動する距離なので、まずは電話です。

叔父が亡くなったこと、独身者だったので遺族年金などの手続きは無いこと、私が関西から来ていて本日東京を離れることを必死で説明します。

「では、今から来てください」

よかった!!!やっぱりどうにかなりました!だって、年金をください、じゃなくて、亡くなったので止めてください、という内容なので無理なはずがないと思っていたのです。

 

年金事務所に行く前に、先ほど親切な方の窓口の人に提案された

「これから暫く役所関係の書類が届くかもしれないので、郵便の転送手続きをされたほうがいいですよ」

という言葉に従い郵便局へ。書類を記入し、印鑑、身分証明書の提示で手続き完了。

因みに、戸籍課にも寄ってみましたが、戸籍謄本は私と叔父の関係を証明する書類がないので後日郵送を使っての取り寄せとなりました。

どうにかお昼前には、電車に乗って年金事務所に向かいました。

 

<年金事務所>

たどり着いた事務所には、お年寄りが沢山待合室に座っていました。歩くのがかなり大変そうな人も頑張って来られています。そして相当待たされているようです。

この方達は1ヶ月相談予約を待った人たちなんだろうなと思って見つめます。もっと何か良い方法はないのかしらと思って見てしまいます。

さて、先ほど電話をした者です、と告げると、

「聞いています。亡くなられたんですよね」

「はい、叔父が。年金の支給を止めてください」

「あの、本日手続きを頂いて、振込が止まるのは2回先の振込からになるんです。すぐには止まらないんです」

「もう日がないんですか?」

そこで告げられた振込日は、半月以上先の日付でした。なぜ、それだけ時間があって振込手続きを止められないのか、正直謎です。

「止められないんですか?まだかなり日数がありますけど」

「無理なんです」

いやいや、それは不思議ですよ。作業すれば止まりますよ?

「なので、このままだと、一度年金が振り込まれてしまいます。そうすると、返納してもらうことになるんですよね。後日私たちから書類が行くので、返納でまた振り込んでもらうことになるんです」

えっと。。。それってどうかと思うんですけど。

「だから、振り込みしている口座をすぐに閉じてください!

ちょっと待って。まだまだ時間がある振り込みを止めれば良いだけの話しですよね?1週間後に振り込みとかじゃないんですよ?1ヶ月ぐらい日数があるんですよ?それに、銀行の口座は年金のためだけにある訳ではなく、クレジットカード(叔父の場合持っていなかったので関係なく助かりました)や公共料金の引き落としの口座になっている人もいる訳で、すぐに閉じろと言われても閉じるタイミングというのがあると思います。これはなかなかハードルが高い要望じゃないかと。

「振り込みは止まらないんですか?」

「はい。止まりません。口座を閉じないと一旦振り込みますので返納になります

「はぁ。。。わかりました」

「では、この紙に書いてくださいね」

言われた書類に記入して、出来ました、と告げると一通り確認。そして

「はい、これでOKです」

手続き自体はあっという間に終了しました。1ヶ月待つ他ない、すぐには手続き出来ない、と区役所で言われた後、1時間半後には手続きは完了していました。よかったよかった!

 

その帰り道。一通り役所での手続きを終えてモヤっとしたものが残りました。

 

年金の振り込み。これって何故振り込み直前でもないのに止まらないのでしょうか?また、一度振り込まれたお金を返さない人は居ないのでしょうか?不正受給を防止する観点に立つと、この状況はどうなのでしょうか。

 

年金は2ヶ月分がまとめて振り込まれますので、結構な金額になる場合もあると思います。一度振り込んで返金、なんて手続きをせず、最初から振り込まないのが一番だと思うのですが。

 

役所には人が亡くなると「死亡届」が必ず提出されます。それを受領した段階で、公の関係機関に連絡が行く、年金が自動的に止まる制度は今後必要なのではないでしょうか。ご家族のいる方の場合、自動で止まるというのは問題が発生するのかもしれませんが、単身者が多い現代、検討課題であることは間違いないと思います。

今回は私が手続きをしたので、叔父の年金は止まりましたが、身寄りのない方の場合、暫くの間、銀行に振り込まれて行くような気がしてなりません。その場合、最終的にその年金はどうなるのか。銀行の雑収入として吸収されて行くのでしょうか・・・

年金の財源が問題となっている今、考えるべき事だと思います。

 

さて、これで東京ですべき仕事は終わり、私は家路に着きました。

  


7,最後に


 叔父が亡くなり上京してからの4日間は怒涛の日々で悲しみを感じながらも責任感に突き動かされてとにかく行動していました。良く、葬儀で悲しんでいる時間はなかった、と聞きますが本当にそうだと思います。

 

母が亡くなった時には、父が手続きを行っていたので、今回は本当に私にとっては初めての経験ばかりでした。

 

今回改めて思ったのは、親族が亡くなった場合の手続きは大仕事だという事でした。

自分の親の場合はそれなりに覚悟が出来ていますし、状況がある程度分かっていますが、親族の場合は分からないこと、知らない事が多く予期せぬ事が色々起こります。

また、今回いろいろな費用を立て替えましが、もし私が単身者だったら、結構な金額でしたので立て替えは非常に厳しかったと思います。

葬儀代、埋葬代、遺品整理、入院費、介護関係費などの支払いが発生します。人によっては未払いの家賃も発生します。遠方者の場合、手続き完了までの滞在費もかかります。

私の叔父の場合、独身だったので生命保険には入っておらず、不動産もなく、銀行と互助会のみの相続手続きだったのでとてもシンプルでしたがそれでも手続き完了までに約3ヶ月を要しました。

亡くなった方に多額の負債が残っている場合、負の遺産となりますので相続放棄手続きを選択する場合もあり、その時には立て替えが支払いになります。また相続の内容によっては相続人の間の話し合いに時間がかかる場合もあるでしょう。その場合、返金されるまでに年単位の時間がかかる場合もあると思います。相続人の方が海外にいる場合もあるでしょうし、連絡先が分からない場合もあるかもしれません。その場合、更に手続きは困難になります。

相続手続きには原戸籍、印鑑証明といった書類が必要ですが取得には平日役所に依頼する必要があります。遠方の場合、役所に必要書類の郵送依頼が可能ですが、発行手数料を郵便為替で支払う必要があり、これもまた平日郵便局の窓口に行く必要があります。どれも仕事で平日に動けない人にはハードルの高い手続きです。私の場合、「母方の叔父」だったので私と叔父の関係を示す書類が必要となり、親の場合よりも多くの書類が必要で、これにも時間がかかりました。また、相続手続きには相続人全員の印鑑証明が必要となります。私の場合は実印を作成するところからのスタートとなりました。その場合、印鑑を買って、印鑑登録をしに市役所に行く事になります。

相続人全員の印鑑証明を集める作業は、私のように印鑑作成から始める人も居るだろうし、取りまとめる人はさぞかし時間のかかる面倒な作業なのだろうなと思いました。

 

今回、私は専業主婦になっていたので諸手続きをスムーズに行えましたが、これが1年前で仕事をしている時だったら、いつまで経っても完了出来なかったかもしれません。

 

一人暮らしの親族が亡くなった後、実際に手続きをした人は色々思うところがあると思います。

 先日、友達と話していたら、一人暮らしのお婆さんが亡くなった時、遺品整理に追われた話しをしてくれました。それはそれは、大変だったそうです。もうどんな虫が出て来ても驚かない、慣れたとまで言っていました。

 

彼女いわく

「私は、絶対に家族に迷惑を掛けたくない。あれはしちゃいけない。物は綺麗に片付けていかねばと思って、断捨離をする事にした」

 

難しい事ですが、対応する当事者になってみると、確かにこれは大切な事だと思います。

  

という訳で、今回の経験から思った事。それは、断捨離、永代供養のお墓探し、エンディングノートの作成は必要だという事です。

また、最後の手続きをお願いする人には、その費用を予め預けておく必要があると実感しました。

 

私たち夫婦は同じ歳で子どもがなく、どちらが残されるのか本当に分かりません。

でも、必ずどちらかが一人になります。私は残されたくないのですが、こればっかりは分かりません。

という訳で、今後お互い話し合いながら、色々と考えていかねばと思っています。

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